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VOL.877 2026.04.22
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データ更新:2025年12月
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Contents
  •  ベトナム株式市場、9月格上げへ 外国人動向と今後の見通し
  •  週間☆アクセス数上位ランキング!
    特集(2026年04月13日~2026年0419日)
  •  今週の銘柄評価
    ペトロベトナム・第2ニョンチャック電力[NT2]
  •  編集後記
    「サバイバル番組から生まれたベトナムボーイズグループ、夢の続き」

1. ベトナム株式市場、9月格上げへ 外国人動向と今後の見通し

 大和証券が出資の国内大手独立系証券会社SSI証券[SSI](SSI Securities)は、ベトナム株式市場の新興国市場への格上げに関するウェビナーを開催した。インデックス開発大手の英FTSEラッセル(FTSE Russell)やスイスの金融機関であるUBSのアナリストらが登壇し、ベトナム市場が2026年9月に「第二新興国市場」へ格上げされる見通しであることや、外国人投資家の動向について見解を示した。

10~15年前の中国市場に類似

 UBSのアジア太平洋地域グローバル・インデックス分析・市場構造担当ディレクターであるデビッド・ラビノウィッツ(David Rabinowitz)氏によると、ベトナムの証券口座保有率は人口の約12%に達しており、目覚ましい成長を遂げている。

 市場規模も過去10年間の520億USD(約8兆2700億円)から大幅に拡大し、1セッションあたりの取引額が1000万USD(約15億9000万円)だった時代から様変わりした。現在のベトナム市場は10~15年前の中国と似た軌跡をたどっており、事前資金不要取引(NPF)モデルへの移行といった構造的な変化が国際投資家に大きな自信を与えていると評価した。

・・・<続きはサイトでご覧ください

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2. 週間☆アクセス数上位ランキング!(2026年04月13日~2026年04月19日)

 このコーナーでは、前週のベトナム株・経済情報(www.viet-kabu.com)のアクセス数の多かった記事を紹介いたします。

1 位 グラブ、ベトナムで「タップ・トゥ・ペイ」導入へ 2027年開始予定

 シンガポール系グラブ(Grab)は、2027年にベトナム決済市場向けの新機能として、パートナー向け決済「タップ・トゥ・ペイ(Tap to Pay)」を導入する計画を発表した。個人向け電子ウォレット「モカ(Moca)」の提供終了後、今後は企業間取引(B2B)金融の拡充に注力する姿勢を示している。

スマホを決済端末化、ベトナム導入は法規制対応が前提

 インドネシアで開催されたイベントで発表された「タップ・トゥ・ペイ」は、加盟店向けアプリをインストールしたスマートフォンを、カードやQRコード決済が可能な決済端末(POS)として利用できる機能だ。近距離無線通信(NFC)を活用するため追加機器が不要で、小規模な店舗でも手軽に導入できる。既にフィリピンなどで運用されており、年内に他国へも拡大される予定だ。

 ベトナムでの導入が2027年とされている背景には、NFC対応デバイスの普及状況がある。グラブはZ世代の利便性を追求し、導入までの期間に別機能を通じて電子決済の利用習慣を定着させ、普及に向けた環境整備を進める考えだ。ただし、実際の導入は現地の法的要素に依存しており、ベトナムの規制を遵守し、必要なライセンスを取得した上で展開される見通しとなっている。

・・・<続きはサイトでご覧ください


2 位 ビンG傘下ビンスペース、2027年に超小型衛星を打ち上げへ

 不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)の2025年年次報告書によると、同社傘下のビンスペース(VinSpace)は、2027年に初の「Made in Vietnam」超小型人工衛星を軌道に打ち上げる計画を明らかにした。

超小型衛星の打ち上げとインフラ整備

 ビンスペースは、通信やリモートセンシングなどのアプリケーションを提供し、経済や社会の発展に貢献することを目指している。2027年の打ち上げに向けて、クリーンルーム、テスト設備、地上局システムの建設も進めており、プロジェクトの予定通りの進捗を確保する。

 さらに、国内外のパートナーとの協力を強化し、航空宇宙エコシステムを発展させてコア技術の習得を図る。これにより、衛星アプリケーションの商業化や市場拡大、デジタルエコシステム全体の安全性向上にもつなげる方針だ。

・・・<続きはサイトでご覧ください
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3. 今週の銘柄評価

※「今週の銘柄評価」は証券会社独自の見解に基づくものであり、実際の投資判断はご自身で行ってください。

※こちらの記事はグローバルリンクアドバイザーズ株式会社が、毎週有料会員向けに配信しているメールマガジン「ベトナム株通信」に掲載した一部を「ベトナム株・経済情報」が独自に選んだだものを掲載しています。

●グローバルリンクアドバイザーズ株式会社については、こちらをご覧下さい。
http://www.gladv.co.jp/members/vietnam/index.html
●「ベトナム株通信」については、こちらをご覧下さ い。
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ベトナム現地証券会社による今週の銘柄評価・ペトロベトナム・第2ニョンチャック電力[NT2]
(2026年04月22日 発行ベトナム株通信 第5836号)
ペトロベトナム・第2ニョンチャック電力[NT2]■ エルニーニョ現象を追い風に下半期に期待、投資評価「買い」
 
 ミレアセットベトナム証券(Mirae Asset Vietnam=MASVN)は、東南部地方最大規模の発電所を運営する独立系発電事業者であるペトロベトナム・第2ニョンチャック電力[NT2](Petrovietnam Power Nhon Trach 2)株の投資評価を「買い(Buy)」とした。

 2025年の監査済み財務諸表によると、売上高は前年比+34%増の7兆9580億VND(約480億円)、税引後利益は同13.6倍増の1兆1300億VND(約68億円)と好調だった。総発電量が同+14%増の31億1800万kWh、契約発電量が同+57%増の34億9200万kWhとなったことに加え、平均ガス価格が同▲1%下落したことで、売上総利益率が0.9%から15.7%に急伸した。

 2026年の業績は特に下半期に期待が高まっている。国立水文気象予報センターによると、2026年末からエルニーニョ現象が70~80%の確率で発生する可能性があり、安価な水力発電の競争圧力が低下することで、ガス火力発電所の発電量増加が見込まれる。2026年1~2月期の発電量は前年同期比+94%増の5億7400万kWhと好調な滑り出しを見せた。

 また、機械設備などの減価償却完了により約4000億VND(約24億円)のコスト削減が見込まれ、優遇税率10%の適用終了に伴う標準税率20%への移行による影響を補うことが期待される。2026年の業績予測では、国内で唯一、一貫した生産体制を築いている最大手のガス会社ペトロベトナムガス[GAS](PV Gas)からの国内ガス供給制限を保守的に見積もり、売上高を前年比▲8%減の7兆2950億VND(約440億円)、税引後利益を同+7%増の1兆2120億VND(約73億円)と見込んでいる。配当利回りの回復も期待され、2026年の配当は1株当たり1500VND(約9.1円)と予想されている。





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4. 編集後記

 毎週、スタッフの持ち回りでお届けする「編集後記」。
今週はベトナム人スタッフの T.Khanh がお送りする、「サバイバル番組から生まれたベトナムボーイズグループ、夢の続き」のお話です。

 ここ最近、ベトナムの音楽市場はますます活気づいていると強く感じます。2024年以降、音楽系のエンタメ番組が次々と登場し、大きな注目を集めています。テレビ番組だけでなく、何十組ものアーティストと何万人もの観客を集めるコンサートも数多く開催されており、ベトナム音楽が新たなエネルギーに満ちた段階に入ったことが伝わってきます。

 そうした流れの中で、イエーワングループ[YEG](YeaH1 Group)が2026年初めにオーディション番組「タンビン・トアンナン(Tan Binh Toan Nang=『万能新人』の意=Show It All)」から誕生したボーイズグループ「UPRIZE(アップライズ)」をデビューさせたことは、かなり注目すべき動きだと思います。グループはWonbi、O.D、PN 、Bex、LAVM 、Leon、Dylanの7人で構成されています。グループ名のUPRIZEには、自らの道を切り開きながら前へ進んでいくという意味が込められていて、これまで彼らが歩んできた道のりにもぴったり重なると感じます。


 © YeaH1 Group

 私が「Tan Binh Toan Nang」に好感を持った理由は、この番組が華やかだからというわけではありません。むしろ、すごくリアルに感じられたからです。番組を見ていると、「デビュー」という2文字の裏には、大きなプレッシャーや競争、何度も繰り返す練習、そして自分自身の限界を超えようとする努力があることがよく分かります。だからこそ、彼らが実際にデビューした時は、とても素直にうれしかったです。ずっと見てきた道のりが、ようやくふさわしい形で新しいスタートにつながったように思えたからです。

 さらにうれしかったのは、今回のデビューがUPRIZEだけで終わらなかったことです。YeaH1とグローバル音楽企業であるソニー・ミュージックエンタテインメント(Sony Music Entertainment=SME)が設立した合弁会社「SYEホールディングス(SYE Holdings)」はグループとあわせて、ホー・ドン・クアン(Ho Dong Quan)、タイ・レ・ミン・ヒエウ(Thai Le Minh Hieu)、SWAN、lighTの4人をソロアーティストとして発表しました。最終メンバーとしてデビューする機会は得られませんでしたが、それでも別の形で可能性を見てもらい、これからも支援を受けながら活動していけるのは本当に大きいと思います。

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 © Thanh Nien Viet 

 その4人の中で、私が特に気になっているのはSWANです。単純に、ボーカルがとてもいいです。ビジュアルやパフォーマンスのように一目で注目を集める要素ももちろん大事ですが、最後まで人を引き留めるのはやっぱり歌声だと思います。SWANの声には、柔らかさと温かさ、そして感情が込められています。聴くと自然と印象に残るタイプの声です。しかもSYEに所属してから、SWANは早い段階で最初の音楽作品を発表しました。番組を追ってきた視聴者としては、これがとても大きいです。単なるお披露目ではなく、本当に次の道が始まったのだと感じられるからです。

 今回のデビューは、YeaH1が築いているエンタメのエコシステムの新しいピースでもあると感じています。これまでにも、YeaH1は「Anh Trai Vuot Ngan Chong Gai(「何千ものいばらを乗り越える兄弟」の意)」や「Chi Dep Dap Gio Re Song(「風と波を越えて進む彼女たち」の意」のような話題性の高い番組を手がけてきました。視聴者の立場から見ると、YeaH1は人々が自然とエンタメに関心を持つ場を作り、その流れをコンテンツやアーティストの展開へとつなげるのがかなりうまいです。だからこそ、YeaH1がSony Musicと組んでSYEを立ち上げたと知った時、今回の若いアーティストたちはしっかりした土台の上でスタートできるのだろうと感じました。

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 © YeaH1 Group

 もちろん、これからどこまで行けるかはまだ分かりません。デビューはあくまで最初の一歩だからです。それでも、明確な方向性と支援体制のある環境で始められること自体が大きな強みだと思います。少なくとも、ただデビューして終わるのではなく、その先を本気で育てていこうとしていることは伝わってきます。

 今回のデビューに対する気持ちを一言でまとめるなら、「うれしい」「安心した」「これからが楽しみ」の3つです。彼らがようやく番組の先へ進めたことがうれしいし、その裏にしっかりした準備と投資が見えるので、安心もできます。そして、YeaH1が築こうとしているこの仕組みの中から、才能があって、きちんと育てられる若いアーティストがこれからもっと出てくるかもしれないと思うと、やっぱり期待してしまいます。私自身、「Tan Binh Toan Nang」を見てきた一人として、彼らのデビューを見られたことは本当にうれしいし、とても美しい瞬間だったと思います。

photo by YeaH1 Group + Thanh Nien Viet
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今回は、ここまでです。
最後まで、お読みいただきましてありがとうございます。
今後とも、「ベ トナム株・経済情報」をよろしくお願いいたします。
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